「繊細なひと」自分がHSPではないかと悩んでいる人へ

看護師

周りの意見が気になる、自分に自信がない、不安なことが多い・・・。こういったことに悩まされていませんか?昔から”心配症”で片づけられてきたこの気質に、実は違う名前が付いていたんです。それが「HSP」これは生まれつき敏感で、周りからの刺激を過度に受けやすい繊細な人のことを言います。一般的にこのような特性のある人は、神経の細かさや高ぶりが他よりも高い傾向にあるようです。心理的な部分が大きいですが、HSPについては5人に1人が該当するという結果もでていますので、それほど珍しいことでもないようです。最近では「繊細さん」という本で話題となり、「私もHSPでは・・・。」という方も増えています。HSPの特徴を通して自分を見つめ直し、今より生きやすい生活を送れるきっかけになってもらえたら嬉しいです。

HSPの特徴

仕事や生活をしていると、周りの意見が気になる、他人の気分に左右されるということはありませんか?もちろん、ほとんどの人があてはまると思いますが、HSPの人はこれが日常生活に影響してくるほど敏感です。仕事をしていても上司や他人の評価が気になる、自分がどう思われているのか一度考え始めると仕事が手につかない。体が緊張してきて、頭が混乱して、何からやればいいのかわからなくなってしまう。こうなれば本来のパフォーマンスを発揮することができません。これを放っておくとうつ状態や不安障害など、精神的な疾患に移行してしまう危険があります。精神状態がここまで不安定になる前に、自分の特性を理解して向き合うことを大事にしていきましょう。

他の特徴としては、忙しい日が続くと引きこもりたくなる短時間にたくさんのことしようとすると混乱してしまう仕事をする時の競争や評価に緊張して混乱する周りの微妙な環境の変化に敏感、などの症状があります。 

HSPの診断

病院で「私はHSPでしょうか?診断してください」と言う人がいますが、HSPについては専門病院でなければ診断することができません。「神経発達症」に似ているところがあるといわれていますが、不安が強く、敏感過ぎるHSPは「自閉症」に。好奇心旺盛で新しいもの好きな場合は「多動症」と共通していたりと、判断に難しいものです。一般的な医学を取り扱う病院では到底診断はできないでしょう。HSPかどうかにこだわるのではなく、その特性をもった状態でどうやってより快適な生活を送っていくのかを考えるようにしましょう。

治療

HSPは病気ではなく「気質」です。医学的に治療するものではありません。薬や何かで治すよりも、本を読んだり、自分の特性を理解したりすることで、生きづらさを解消する対処法を見つけることができます。しかし気質が強すぎてあまりにも不調が続くという方はカウンセリングなどで相談してみるのもいいでしょう。たまに抗うつ薬を使用する事例がありますが、これについてはHSPは副作用を強く受けやすいということからあまり推奨されていません。その場合は副作用の少ないTMS治療を検討してみてください。 

パートナーがHSPのとき

日常生活を一緒に過ごすパートナーがHSPだと悩む方もいらっしゃいます。これについては、遠慮してそれとなく過ごしているとお互いにストレスとなる可能性がありますので、直接話し合う必要があります。HSPについて話すのではなく、相手と自分の感じ方の違いを知り、違いがあることを確認してください。それを前提にお互いが心地よく生活するにはどうしたらいいのか直接話し合い確認することで、たいていのすれ違いを防ぐことができます。行動のすれ違いが少なくなれば、安定した関係性を結べるようになるでしょう。

まとめ

私の母親も自分がHSPではないかと言っていました。実際調べてみたわけではありませんが、異常ともいえるほどの心配性にどうしたものかと悩んでいました。そんな時にHSPのことを知り勉強していくうちに、自分だけではないんだと気が付き、少し気が楽になったと言います。母が心配していたのは、正体不明の不安や恐怖でした。その感情に名前がついたことで正体不明ではなくなり、先が明るくなったといいます。わからないもの、理解できないものに、人は必要以上の恐怖を感じてしまいます。コロナが流行した頃もそうでした。先行きがみえないと必要以上に不安がるものです。今、自分の中の変化に悩んでいる方は、まず自分の特徴を受け入れてあげてください。それは異常ではありません。正体不明のものでもありません。あなた自身の特徴です。これから向き合っていくべき存在です。一緒に過ごしていくために、受け入れ、理解し、また受け入れる。これの繰り返しで上手く付き合っていくことができるでしょう。

tami
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