保育園選びはお母さんたちにとってとても大切なもの。大切な我が子を預けるなら、信頼できる保育園に預けたいものです。何かあった時、自分の子どもを守ってくれる保育士さんがいたら安心ですよね。しかし中には保育士さんとのトラブルによって、預けている自分の子どもを傷付けられそうになった人もいます。保育園側は保護者とのトラブルを避けたいと考えるものですが、中には信じられないような保育士もいるのです。
保育園の空きがない
Aさんは、3人の子どもを持つママさん。仕事をしながら子育てを頑張るワークママでした。下の子どもが3歳になる頃、保育園に預けることを決めます。上の子と同じ保育園に通わせるつもりでしたが、あいにく保育園の空きが無かったため、違う保育園を探し始めました。

なかなか見つからないなあ、
本当は口コミの良い所に
預けたいんだけど・・・
お母さんとしては、やはり保育園の評判は気になりますよね。預けるなら安心して子どもが通える場所が良い。しかし口コミの良い保育園はどこもいっぱいの状態でした。ようやく見つけた保育園は園長先生がとても親切で、Aさんはここなら大丈夫だろうと決めました。トップの人がしっかりしていれば、運営も大丈夫だし安心して子どもを預けられる、そう考えていました。
違和感
保育園に通い始めた子どもは毎日楽しそうにしています。ちゃんとしたところに預けられて良かったと安堵するAさんでしたが、ある日保育士さんの様子に違和感を覚えました。

「〇〇」君また明日ね~
ばいばーい。
(クスクス・・)

なんだろう・・・
雰囲気悪いな・・・
子どもを迎えに行ったAさんの横で、若い保育士さんが他の子どもの様子を同僚と笑っていたのです。本来なら子どもの様子を微笑ましく笑っているのかな?と思うところですが、どうもおかしい様子に、Aさんは胸騒ぎを覚えます。女性特有の勘としか言いようがありませんが、見守っているのとは違う、なんだか人を笑っているような態度に不安が募りました。自分の子どもにその視線が向けられたらと思うとゾッとしたのです。

トラブルになる前に保育園
変えようかな・・・?
でも園長先生はすごく
良い人だしなぁ
この光景を見たAさんは、保育園を変えたい気持ちになりましたが、あいにくどこも空きがありません。保育園の園長先生がとても親切な人だったので、よっぽどのことはないだろうと思いましたが、それでも子どもを預けている側としては心配でした。
お泊り会の前日
それからしばらくして、保育園でお泊り会が開催されることになりました。子ども楽しみにしており、準備から一緒にやると言って聞きません。

丸一日保育園に預けるのを
心配してたけど、これだけ
楽しみにしているなら
良かったかな?
あの一件以来、保育士さんの行動が気がかりだったAさんですが、子どもの無邪気な姿をみて少しだけ安心しました。
さて、お泊り会の前日。その日はお泊り会に向けての事前準備の日です。お泊り会で必要なものを持って保育園に向かいます。事前に必要なものを確認し、そのまま保育園に荷物を置いていけるということでした。ルンルン気分で荷物の準備をする子ども、リュックは荷物でパンパンです。忘れ物がないかチェックをして、いざ保育園に向かいます。
帰ってきた子どもの背中には
仕事を終えて子どもを迎えに行ったAさん。子どもが無邪気にこちらに走ってきますが、その背中には朝準備したパンパンのリュックが背負わされています。

え?どうして?
荷物は明日必要だから保育園に
置いておけるんじゃないの?
周りの子どもを見渡しても誰一人大きな荷物を持っていません。保育士さんに確認を取ろうと顔を上げると、

(・・・クスクス)
ばいばーい。
若い保育士がこちらを見て笑っています。明らかにわざとだ、とこの時Aさんは気が付きました。子どもにわざわざこんな重たい荷物を持たせて、それを見て笑うなんて信じられない。Aさんは強い怒りとともに、子どもを人質にとられたかのような恐怖で涙が出そうになるのを必死で堪えます。

あれ?そんな大きいリュック
どうしたの?お泊り会の荷物は
保育園で預かるよ?
するとそこに園長先生が来てくれて、子どもの様子に気が付いてくれました。荷物でパンパンのリュックを持って声をかけてくれます。園長先生の優しさにまた涙が出そうになりましたが、Aさんはなんとか堪えます。
最後の会話
そんなことがあってから、Aさんは今の保育園に今後も通い続けることはできないだろうと、新しい保育園を探します。幸い、知り合いの伝手で新しい場所を見つけることができました。やろうと思えばいくらでもやりようがあったんだと、早めに行動しなかった自分を責めました。保育園を変わることを園長先生に伝えた時、理由を聞かれたのでAさんは正直に応えました。

そんなことがあったなんて・・・
Aさんとお子さんに嫌な思いをさせて
本当に申し訳ない・・・
園長先生はその場で頭を下げて必死にAさんに謝罪をします。園長先生のその姿にAさんも心苦しくなりましたが、今後この保育園が良い方向に改善されることを願っていることを園長先生に告げ、保育園をさりました。
新しい保育園に通うようになり、子どもも始めは環境が変わって戸惑っていましたが、すぐに笑顔で通うようになりました。先生方も良い人ばかりで、Aさんも安心して働くことができるようになりました。
まとめ
保育園のトラブルはどこでもあることです。「保育士⇨保護者」もあれば「保護者⇨保育士」の不満もあります。その環境に合う合わないは少なからずあるとは思いますが、理由のない悪意に晒された時には、迷わずその場を逃げた方が良さそうです。

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