「お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣」という本を読んで、お金に対する考え方が変わりました。サラリーマンの平均年収は約420万円と言われ、同じ仕事を10年続けても年収は増えるどころか減っているという人もいるようです。そんな中で、お金に対する意識というのは変化してきています。年金生活が安定したものとは言えない日本の未来で、自分の資金をいかに増やしていくかというのは大切なことです。
それにはまず、お金に嫌われない習慣を身に付ける必要があります。この著書で書かれているのは、お金持ちがどのようにお金と向き合っているかということ、その立ち振る舞いや習慣について紹介されています。
なんとなくお金を使わない
お金から嫌われる人は、小出し消費が多いことに気が付いていません。仕事帰りになんとなくコンビニに寄り、なんとなくアイスを買う。買い物ついでになんとなく100円ショップにより、なんとなくキッチン用品を買う。そんな風にお金をなんとなく使っていると、お金から嫌われてしまいます。
気が付いたときにはお金が自分の手元からいなくなり、たいして欲しくもないものが手元に残ります。100円ショップの登場以来、人はモノを大切にすることを忘れてしまいました。ボールペンなどの文房具については特にそうです。無くしても探すより買いに行ったほうが早い、そのため家にあるはずのボールペンを2本も3本も保有してしまうのです。こういうだらしなさが、お金から嫌われる要因になります。
ストレスを溜め込まない
人はストレスを溜め込むと、それを発散させようとします。発散させるための手段として、一番手ごろなのが”買い物”をすることです。買い物をして手元にモノが増えれば、今の自分が満たされたように感じます。しかしそれは必要なモノを買っているわけではなく、ただ買うことを目的としているだけなので、家には”いらないもの”が溢れてしまいます。
ストレスを抱え込んでいる暮らしでは、お金の管理も行き届かなくなり無造作にお金を使ってしまいます。資産を増やそうとする前に、自分の健康状態を改善し、ストレスを無くすことが大切です。
不用品を溜め込まない
ストレス以外にも溜め込んではいけないものがあります。それは”使わない消耗品”です。例えば、いつか使うかもしれないと冷凍庫に保冷剤をいくつも溜め込んでいませんか?もちろん使っているのなら問題ありません。しかし溜め込む人の多くは、何年も前の保冷剤を冷凍庫に保管しているはずです。要は必要ないものをずっととっておいているのです。
でもいつか使うかもしれないし…
確かにいつか使うものかもしれません。しかし問題はそこではありません。きちんと必要量を把握しているかということです。いざという時のために、事前に準備しておくことは大切です。しかし、必要量以上のものは”無駄”でしかありません。
他にも、デパートの”ちょっと良い”紙袋を溜め込んでいる人もいます。デパートや高級店の紙袋は高級感もあり、デザインや素材も素晴らしいものが多いです。丈夫にできているため、捨てるのはもったいないと感じる人も多いでしょう。人に何かあげるときに再利用できるし、外出時にサブバッグとしても利用できます。しかしこれも程度の問題で、使う分だけストックしているかどうかを確認しましょう。
無駄づかい
不要なものを溜め込むことは、無駄づかいとも関係しています。
モノと無駄づかいに
何の関係があるの?
一見関係ないように見えますが、これは考え方の問題です。要は、日々の生活にどのくらいのものが必要なのか把握していないのです。必要なものの枠内で生活することは自己管理の一環です。自分をきちんとコントロールして、生活やお金の使い方に無駄がないか確認しましょう。
帰宅してすぐにテレビをつけない
若者のテレビ離れが進んでいるとはいえ、まだまだテレビが無い生活を送っている人は少ないでしょう。私もテレビを見ないようにしていますが、それでもまったくテレビ無しという生活はさすがに考えられません。そんな中でも、目的や見たい番組もなく、ただなんとなくテレビを”つけているだけ”の人は、要注意です。特に一人暮らしの人は、家の中に誰もいないことへの寂しさから、帰宅したらとりあえずテレビをつけるという人もいるでしょう。
しかし、テレビやゲームは
手強い時間泥棒です。
テレビ番組は視聴者のことをよく考えて作られているので、一度見てしまうとなかなかテレビの前から離れることができません。CMの時間が無駄に感じても、続きが気になって我慢すらしてしまいます。ふと気が付けば、1時間も2時間も経っているなんてめずらしいことではありません。
だからって、テレビを見るな
っていうのはさすがに…
はい。さすがに厳しいかもしれません。重要なのは、だらしない生活にならないことです。ですから、まったくテレビを消す必要はありません。しかし時間を効率に使うための工夫は必要です。気になるテレビがあれば、録画をしておく。そして自由に使える時間に再生します。そうすれば観たくもなくCMは早送りすることができます。思ったよりもつまらなければ、早送りするのもいいでしょう。とにかく、無駄な時間、だらだらした時間をつくらないことが大切です。自分の気になるものだけを厳選するためにも、テレビは録画予約して観ることをおすすめします。
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