⇨そのリフォームちょっと待った!!費用を安くする方法[前編]では、リフォームの相場や自分でできる家の修繕についてご紹介してきました。【後編】では、リフォームのメリットや、不動産としての家購入について紹介していきたいと思いますので、参考になればうれしいです。
築30年未満
築年数はリフォームするうえで気になるところです。築30年未満であれば、震度6の地震にも耐えられる強度を持っています。そのため、建て替えの必要はありません。この物件をリフォームする場合は、痛みが気になる場所だけの部分的なリフォームで十分でしょう。
家庭によっては、家族が独り立ちをして夫婦二人だけの生活になり、間取りが合わないという方もいます。そういう場合は間取りを変えるためのリフォームが必要になりますが、場合によっては大幅な修繕をするぐらいなら住みやすい場所に引っ越すことも検討してみてください。立地がよほど良くない限りは、手放すことも選択肢のひとつです。
リフォームのメリット
リフォームの最大のメリットは、住み慣れた自宅を残せることだと思います。部分的なリフォームを行うだけで、住み慣れた自宅の寿命を何年も伸ばすことができます。住み慣れた家は愛着が湧くものですし、住み慣れた土地に住み続けたいという方も多いでしょう。特に日本は地方の過疎化が進んでいますが、都心部の良い土地に住んでいるのであれば、土地代が上がり、手放すのがもったいない場合もあります。立地の良い物件であればあるほど、今後の価値が上がる可能性があるでしょう。
また、新婚夫婦や子育て世代の若い人たちには新築の費用というのは重い負担になります。コロナ禍で浮き彫りになりましたが、ローンを組む時には将来の収入が減るリスクを考えなければいけません。ほとんどの人は現状の収入が続く、または増加することを見込んでローン返済考えています。しかし、コロナの流行でそうした人が職を失い、家のローンが返済できずに泣く泣くマイホームを売却するという人が増加しています。将来の保証は誰にもできません。最低限のリスクを考えるならば、初期費用は抑えたいものです。
500万円ほどの中古物件を
600万円かけて新築同様に
することもできます
コロナで空き家が増加
不動産では、1に立地、2に立地、3、4がなくて5に立地。という言葉があります。いくら建物を立派にすることができても、立地についてはどうしようもありません。まさに「不動産」です。しかし、コロナが流行し、リモートワークが普及したことで都市部の好立地な物件が空き家になっている状態が続いています。土地代はかなり高いですが、物件を買い取り、建物をリフォームしてしまえば高利回りな物件になる可能性もあります。お金に余裕がある方は、リセールバリューを考えて物件を購入するのもいいかもしれません。
まとめ
家は人生の中でも最大の買い物です。決して失敗したくないものですが、そう何回も売買するものではないので、一回勝負で購入してしまう方が非常に多いです。一回のことだから失敗したくない、そういう考えで挑んだのにも関わらず失敗した場合は、圧倒的な「知識不足」が原因でしょう。家の購入やリフォームをそう何回も経験することはできませんが、「知識」ならいくらでも身に付けることができます。自分次第でいくらでも無駄を省くことができますので、めんどくさがらずに未来への投資だと思って調べてみてください。
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