最低賃金というのは、企業が労働者に最低限支払わなければならない賃金のことです。都道府県ごとに金額が決められていますが、現在の全国平均は902円となっています。厚生労働省の審議会で毎年引き上げの検討がされていますが、今年も引き上げを考えているそうです。その背景にはコロナウイルスの流行により、職を追われた人の増加があるかもしれません。しかし、中小企業に関してもコロナウイルスによって業績が悪化し、従業員の雇用が維持できない恐れがあるとしている所もあります。大幅な引き上げは見送り、今の水準を維持するように求めている企業と、引き上げたい国、どうなるか気になるところです。
日本は物価の安い国として知られていますが、同時に労働に対する賃金が安いことでも知られています。安い金額で美味しいものが食べられることは、一見良いことのように思えますが、実は日本経済の成長という意味では良いことではありません。最終的な目標としては最終賃金を「全国平均1000円」としているそうですが、長い戦いになりそうですね。
tami
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