女子が起こす過呼吸、なぜ連鎖する?

学校

2018年、東京新橋駅の「機関車広場」で女子高生7人が集団過呼吸を起こし救急搬送されたニュースをご存知でしょうか?当時の状況としては、高校行事で東京に来ていた女子高生が集合時間に遅れたことを教師に叱責されたことが原因で「過呼吸」を起こしたというものです。最終的には7人全員軽症ということで落ち着きました。当時のニュースではこの叱責が行き過ぎた指導だったのではないかと、該当教師がそうとう叩かれましたが、奇妙なのは叱られていない女子高生まで過呼吸を引き起こしていたということです。このような状況を「集団過呼吸」というのですが、男子生徒には起こりません。この症状は女子特有のものとして学校現場では知られています。なぜ女子だけなのか?そこには女性の共感能力が関係していました。

過呼吸とは

過呼吸とは過換気症候群ともいわれていて、不安や恐怖を感じ精神的なストレスが引き金で起こります。症状としては窒息しそうな息苦しさ呼吸が荒くなる、などの呼吸器症状から手足のしびれめまい冷汗などの神経症状まで様々です。発作が長引いたり悪化するとけいれんを起こし、意識が消失することがありますが、生命にかかわることはありません。この過呼吸については、マラソンなど激しいスポーツをした後に起こる肉体的疲労からも起こります。

発作が起こりやすい特徴として、「几帳面な人」や「心配性な人」も当てはまります。

共感能力

精神科の医師によると、女性の方が男性よりも共感能力が高いとされています。人の出来事を自分のことのようにとらえる能力が高いということです。これに加えて不安からくる連鎖反応を起こしやすい特徴を持っています。女子の集団過呼吸についてはこれらの要因が大きいと考えられます。実は学校での過呼吸は過去にも起こっており、2013年兵庫県の学校で18人の生徒が過呼吸で病院に運ばれたというものがあります。

現場での対応

学校現場では、女子生徒に過呼吸が起こると動ける状態であれば保健室に誘導します。この時の付き添いは教員が行います。これを生徒に任せると過呼吸の連鎖が起こる可能性があるからです。なるべく人目のつかないところで休ませることで、だんだん症状は落ち着いていきます。過呼吸を起こした時の対処法として紙袋で口元を覆う「ペーパーバック法」というものがありますが、これは今ではNGです。この方法は酸素の過剰な吸い込みを防ぐというものでしたが、口元を覆うことで息苦しさが増加し、症状が治まらないということで今ではやりません。

まとめ

過呼吸は精神的なストレスによって引き起こるものです。特に気持ちが高ぶったり落ち込んだり感情のふり幅が大きいほど症状がでます。過呼吸を引き起こした場合、落ち着こうとするとさらに体が緊張してしまうので、やり過ごすことを考えて下さい。また周りに過呼吸が起こってしまったらとにかく落ち着ける場所、人目につかない場所で休ませるようにしてあげてください。過呼吸は症状の見た目から緊急性を疑いますが、救急隊を呼ばなくてもその場で対処できます。慌てず、落ち着いて行動してください。

精神的なストレスによってホルモンバランスが崩れると生理がこなくなったり体の不調を引き起こします。生理不順についてもまとめているので「生理がこない時、妊娠以外で考えられる理由」も良かったらのぞいてみてください。

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