知っていますか?子どもは静かにおぼれます

学校・教育

今年のGWは、旅行に行けずに近場で家族と時間を過ごすという人が多かったですね。テレビでは川辺や海辺でキャンプをする家族の姿が紹介されていました。残念ながら、バーベキュー中に川で溺れてしまったというニュースも何件かありました。この時期から、川や海で泳ぐことも多くなり、それに比例して溺れる事故も増えていきます。海やプールのシーズンになると心配なのは、子どもが溺れてしまう事故ですよね。どうやったら防ぐことができるのか、知っていますか?

自宅のお風呂

溺水による死亡の場所に関しては、

4歳までが浴槽内

5歳以降は河川や自然水域

というように増えていきます。年齢によって溺水事故の様子は異なりますが、2017年のデータだと14歳以下の溺水の死亡事故48件のうち、24件が浴槽です。溺水と言えば川や海のイメージが定着しているかもしれませんが、半数は自宅のお風呂で起きているということを知っておいて下さい。

溺水反応

溺水の事例を調べているアメリカの水難救助の専門家がいます。その専門家の間では、子どもの溺れる様子について、ひとつの事実が知られています。

tami
tami

人が溺れる時は声も出さず、

水面を叩くわけでもなく、

ただ静かに沈む

これは専門家の間では周知の事実です。これを「本能的溺水反応」と言います。このことは、日本ではあまり知られていません。溺れる人はバシャバシャと水面を叩きながら必死に泳ごうとするイメージの人がほとんどではないでしょうか?子どもも同様です。親からしたら、子どもの近くにいれば溺水の事故は防ぐことができると考えがちですが、それは間違いです。

想像⇨あばれる、さわぐ、大きな音をたてる

実際⇨静かにおぼれる、本人も何が起きているのかわかっていない

この二つには大きなギャップがあります。親の中には、子どもがお風呂に入っている時に、隣の部屋にいれば大丈夫だろうと目を離す人がいますが、それでは溺水の事故を防ぐことはできません。実際、SNSなどでも、自分の子どもが溺れかけた時に静かだったと驚きの声がいくつかありました。それだけ知られていない事実なのです。 

映画との違い

人が溺れる時、映画で見るように、手や腕を必死に振って助けることはありません。なぜならそんな余裕はないからです。呼吸をするのに精一杯で、声を出して助けを求めるなんてこともできません。

小さい子どもにも

当てはまるの?

はい。当てはまります。特に小さな子どもは、自分が溺れていることを認識できずに溺れる子がほとんどです。何が起きているのか理解できないまま速やかに沈んでいきます。これが先ほど説明した本能的溺水反応の正体です。大人に比べて子どもの方が力もないため、特に「静かに早く溺れる」とも言われています。 

目を離さない

子どもを水辺で遊ばせる際に、しばしば「子どもから目を離さないように」という言葉が使われます。ほとんどの親もこの認識をしているのではないでしょうか?しかし、子育てで目を離さないことがどれだけ大変なことか、子育て世代の方は実感されていると思います。レジに並んで、少し目を離した隙にどこかへ行ってしまったなんてことも日常茶飯事だと思います。

子どもを遊ばせる時に、「目を離すことはあり得る」という意識を持ったうえで予防策を考える必要があります。例えば、お風呂の最中に赤ちゃん用の浮き輪を使っている場合。これがあるからと安心して目を離すと浮き輪から外れ、赤ちゃんが溺れてしまった時に対処できません。いくら浮き輪という便利なグッズがあったとしても、それに頼ることは禁物です。

また、川や海などの自然水域に入る際には、ライフジャケットの装着が必須です。川では、流れが複雑で足をとられやすく、場所によっては泳ぎがどんなに得意な人でも沈んでしまうことがあります。子どもであればなおさらです。何かないように見守ることは必要ですが、何かあった時に助かるようにライフジャケットで予防しておくことが大切です。

まとめ

毎年、海や川、プール等で溺水事故が発生すると、「大人は何をしていたんだ」「子どもから目を離したのか」という世間の声が飛び交います。家族などの当事者が責められるケースがとても多いですが、それは間違っていると思います。⇨過去にあった【玄倉川水難事故(別名:DQNの川流れ)】のような事故については例外かと思いますが…

どれだけ近くで見守っていても、音も立てずに静かに溺れてしまっては、気付きようがありません。その可能性を知った上で、しっかりと対策をとってこそ、子どもの大切な命を守ることが出来ます。少しでも多くの命が危険に晒されないことを願っています。

tami
tami

tamiが過去にドブに溺れた時の

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ドブから自力で這い上がる

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