家事労働年収300万円。あなたは評価されていますか?

お金

毎日休みなくお仕事されている方々お疲れさまです。SNSでは連勤〇〇日目睡眠時間〇時間と日本人の勤勉さがわかるような投稿をたくさん見かけます。そんな中で評価されにくい労働が「家事」つまり主婦・主夫のみなさんです。その労働には休みがなく、なんと賃金も発生しないというこの上ないブラックさ。この悲惨な業種に対して人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で取り上げられたことによって、少しは世の中に影響を与えたと思いますが、まだまだ理解は追いついていないのが現状です。自分の労働に対して評価されていない人、パートナーの労働に対して評価できていない人。ぜひとも今一度家事という労働について確認してみてください。

tami
tami

主婦・育児あるあるについてはこちらから

家事をお金に換算すると

先ほど紹介したドラマの中では、主婦・主夫の働きを家事代行に頼んだ時に月額で19万4000円。一日7時間労働と仮定して年収304.1万円という驚異の数字を叩きだしていました。この数字を目の当たりにするとこの労働が無賃という現状にぞっとしませんか?自分の労働が評価されていないことを加味するとボランティアよりもひどいのではないか?そう考えてしまいます。これほどブラックな職場は他にないでしょう。

しかし他の経済活動と価値を比較することが難しいのも事実。家事や育児については誰かの無償労働なしに成り立たないことは間違いないのですが、なにせお金が発生しないから評価しようがない。この問題に関して、どうにかする方法はないのか?実は欧米で先進的に動きがありました。家事活動について無償労働を金銭的価値に置き換える計算方法が考案されたのです。これに影響され日本でも内閣府が「家事活動等の評価について」という報告書を作成しています。

家事を評価する方法

家事代行の賃金に置き換える

家事代行サービスをご存知ですか?家事を専門とするプロに頼み、自宅でそのサービスを受けるというものです。隅から隅までプロによる完璧な家事をしてもらえます(頼んだことありませんが)お金を払ってプロに家事を頼めるならお願いした方がいいじゃん、それで楽できるなら利用するべき!と考える方は少ないですよね?こんなに素晴らしいサービスなのになぜ忙しい子育て世代はこれを利用しないのか?それは「高い」からです。家事代行スタッフを雇おうとしたら、一般的なもので一時間3000円。

3000円×3時間=9000円かあ

一日代行を頼むだけで一万円近くかかります。これを見るととても雇えませんよね?でもこれによって家事がどれだけ賃金のかかる仕事か証明されました。これだけの労働評価を受けるべき仕事なのです。実際にこのサービスを利用しているユーザーがいるんですから。それなのに無償労働で未だに評価されていない家庭があるとすれば、そこはパートナーで話し合う必要があります。どちらかが我慢している労働の搾取は、いつか家庭崩壊につながります。

専門職に例えると

評価の基準として、家事の仕事に似たような専門職を参考にすることができます。例えば炊事・保育・清掃など。これらの専門職の労働を計算しやすいようにざっくり時給1000円とします。8時間労働として計算すると以下のようになります。

1000円×8時間=8000円

週休二日として月収にすると16万円。年収にすると200万円ほどです。実際には休みなく働いていて、労働時間もめちゃくちゃなのでこれ以上の賃金が発生します。このような評価方法でアメリカでの最新調査によると、月収100万円、つまり年収にすると1200万円という結果が出ています。これに関してはプロの料理人や運転手を雇った場合を想定しているそうなので多少やり過ぎている感じはありますが、世の中にはプロ顔負けの主婦・主夫が存在することも事実です。存在は数パーセントかもしれませんが、決して現実離れの数字ではないと思います。

機会費用法(OC)

ドラマの中で採用されていたのがこのOC法です。家事に費やしていた時間を外に出て他の労働で置き換えた時に発生する賃金で家事を評価しています。これにより得られる報酬は月収26万円。年収320万円ほどです。もちろん年齢や労働時間によってこの計算方法は変わりますが、家事労働の金銭的価値はわかりやすくなるでしょう。もともと仕事をされていた方なら、過去の自分の時給から計算してみてください。

まとめ

学校で生徒に保健の授業をする際に、「家族」を学ぶ場面があります。家事をしている親がどちらかと質問すると、昔よりは両親でやっているという割合が増えたように思います。しかしクラスによっては1割未満なんていうこともざらにあります。両親共働きの世帯が増えているのになぜそこは変わらないのか?生徒に意見を聞くと「女性の方が丁寧だから」という意見がありました。同じ時間だけ働いていても、女性の方が効率的に丁寧に家事をする。だから上手な方に仕事を任せる。これはどこでもあり得ることなので、効率的という面を考えたら仕方のないことなのかもしれません。しかしそれでは家事をする人の休む時間がありません。授業の最後、生徒にはパートナーと一緒に家庭を築くこと、自分の役割を持つこと、感謝の気持ちを伝えることを話しています。何歳になろうが、何年連れ添っていようが、相手を思いやる行動を忘れずにいたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました