新入社員がすぐに辞めるのは悪なのか?

雑談

職場に新しい新卒が入ってくるこの時期。春になると人事異動や職場環境が変わる人も多いかと思いますが、新卒入社する人にとっては初めての社会経験となる人も多いのでそのメンタルは不安定な状態でしょう。仕事で失敗してうまくいかない日々が続くと辞めたいという感情になる人も一人や二人じゃないはず。そんな彼らをみて、最近の若い奴はすぐに会社を辞めようとする。忍耐力がないんだ。入って間もないのになぜ我慢ができないんだと上司たちは苦言を呈します。実際のところ、どうなのでしょうか?

tami
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「危険な職場環境」

についてもまとめています 

ひとつの企業で勤め上げる

日本企業の平均勤続年数は12年で、大国アメリカの2倍以上の数字をたたき出しています。これは昔からひとつのことをやり続ける日本人の勤勉さが関係しているのでしょう。人材の経験値を表す時、何かに熟練していること=勤続年数で計る傾向にあります。そのため、自分の能力を示すためにその職場になるべく長く務めるという考えになるのでしょう。また、日本では「年功序列」の考えが根強く残っています。正規の従業員としてひとつの場所で勤め上げれば、年数が経つほどトップに近づくことができる。こういった昇給モデルが勤続年数を引き上げることの要因となっていると思います。 

忍耐力の低下?

すぐに辞めるのは、若い奴に我慢する力がないから。こういった意見もありますが、これはyesでもありnoでもあると思います。学校現場でも、昔ほど我慢を強要されることはなくなりました。個人の尊重を守ることを最優先としているからです。また、根性でどうにかするという指導の仕方もしません。「やる気を出せ」「死ぬ気でやればなんとかなる」そんな言葉を使っているのは指導力のない教員です。根性論は他人から強要されても意味がありません。個人的には体育会系だったので、気合でどうにかなると考えるタイプですが。感情ではなく、理論的にものごとを考え、無駄があれば改善していく。この考え方をした結果、その職場が自分に合っていないと感じたらすぐに辞める決断ができる。これはある意味現代の若者の強みでもあるかもしれません。

ストレス耐性

自分にストレスがかかることが少ないから耐性がついていないという意見も目にしました。確かに学校では生徒に極度のストレスを与えないように「配慮」するし、部活動も上下関係を無くしていく傾向にあります。今まで私たちがストレスに感じていた体験をせずに社会人になっているとすれば、ストレスの受け方も逃し方もわからないのは当然でしょう。

また、精神的な病に病名がついたことも大きいな要因でしょう。医学の発展とともに、わからなかった病に病名がつき、医者からの診断書が出る。そうすれば会社側にも退職の気持ちを伝えやすくなります。言われた側も病気と言われてしまえばそれ以上追及はできません。生徒の中にも、今まで聞いたことないような精神病を患っている子がいます。それに対して授業の中で配慮してくれと言われても、どうしていいのか分からない時もあります。ただわがままいってるだけじゃん、と思うような生徒の行動も、病気といわれてしまえば指導ではなく配慮をしなくてはいけません。正直なところ、なんでもかんでも病名つければいいってもんじゃないとは思ってしまいますね。病気と怠惰のラインがわかりづらいのが問題を複雑にしているのかもしれません。 

最近の傾向

社会の流れとして、転職しやすい状態になっていると思います。人材の流動性は活発化し、転職することのハードルも低くなっています。そうなると我慢して我慢して仕事をするより、より良い職場を求めて転職するのもうなづけます。実際、生活との両立が苦しくて離職する人の割合は減少傾向にあります。今やネットの普及で、他の職場と今の職場を簡単に比較することができます。労働条件の良いところを見つければ、即、転職を考えるでしょう。

まとめ

諸外国からみると、日本の働き方は古いのかもしれません。アメリカでは仕事が合わないなら職場を変わるというのは至極当たり前の行動として認識されています。そういった今の情勢をしっている若者たちが、これまでと違う働き方をするのは自然のことなのかもしれません。むしろ流動性がある方が、経済の発展には良いように感じます。良い職場には人が残り、悪い職場からは人が離れる。それを繰り返していけばブラック企業なんて言葉がなくなる日もそう遠くはないのでしょう。

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