痔ろう手術後3か月経過した肛門の状態

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痔ろうを患い、痛みに耐えながら10日間の入院生活をしたtamiです。痔ろうに関しては自然完治がないと言われたので、嫌いな手術もなんとか乗り越えて、先日無事に医師から

医者
医者

うん。綺麗に治ったね。

もう通院しなくていいよ。

とお墨付きをもらいました(*’ω’*)手術後3か月目にして、ようやく治療終了です。

痔ろう手術の詳細につきましては⇨【⑤手術本番】で紹介しています。これから入院するけど、何を用意したらいいのかわからないという方には⇨【入院準備と手術準備】で詳細をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

さて、無事に完治したtamiのお尻ですが、実は今でも少しだけ困っていることがあります_(:3」∠)_まずは肛門の違和感からお話ししていきます。

肛門の変形

病院で紹介された一番再発の可能性が低い【開放術】をしたのですが、これによって肛門が変形してしまいました。しっかり元通りになるとは期待していなかったのですが、それでも肛門に違和感が残っていしまったことで多少なりとも生活に支障が出てしまいました。

そもそも、痔ろうを治すための手術方法は大きく分けて3種類あります。

開放術

川崎胃腸科肛門科病院HPより引用

通常行う手術法で、完治させるために最も有効だといわれています。膿を丸ごと取り出すため、再発の危険性が低く、専門医がいる大きな病院ではポピュラーな手術法として知られています。しかし、痔ろうの場所や深さによっては肛門の変形、機能低下があるため、選択できない場合もあります。

くりぬき法

川崎胃腸科肛門科病院HPより引用

比較的肛門機能を温存でき、治癒も早いが術後の再発の危険性が高い手術法と言われています。膿のトンネルを的確にくりぬく技術が必要になるため、全国的に行っている病院も少ないです。

シートン法

川崎胃腸科肛門科病院HPより引用

根治性が高く、肛門機能も温存される手術法です。小さなクリニックなどでもこの手術を受けることができ、日帰りで帰れるとあって”シートン法”を選ぶ患者さんも多いそうです。しかし、治癒までに時間がかかったり、日常生活の中でゴムが擦れて違和感があるなどのデメリットもあります。

今回、私は最も再発の可能性が低い【開放術】を選択しました(通院した病院がこれしかやっていなかっただけですが…)肛門変形のリスクに関しては覚悟していましたが、手術当時はお尻の状態も悪く、膿が進行していたために手術当日はかなり深い場所まで削られることになりました。

そして案の定、術後の肛門に違和感が残っております_(:3」∠)_カナシイ…変形による日常生活への影響としては、排便後のふき取りに違和感を覚えたり、ウォシュレットを使わないと綺麗に拭き取れなかったりという弊害が出ています。

術後3か月経過した

状態です。

まだ切開された場所が皮を張り始めたばかりで突っ張っている状態ですので、今後時間が経てば症状は改善していくかもしれません。この状態は一般的に言うと”便失禁”というらしいのですが、比較的程度は軽いと思います。それでも、排便時にふき取りが綺麗にできないため、数時間後にトイレでお尻を拭くとトイレットペーパーに汚れが付いたりしてしまいます。漏れるような事故は起きていませんが、結構困っています(;´・ω・)

肛門機能

術後の肛門機能の低下について、日常生活で困る場面をご紹介します。

我慢できない

トイレに行きたくなった時、我慢できる時間が圧倒的に短くなったように感じます。肛門の状態が完全じゃない、下剤を飲んでいるため便が緩い、といった原因があるかもしれませんが、これが今後も改善されないようだと日常生活に支障がでるな_(:3」∠)_といった印象です。

おならか便意かわからない

通常であれば、おならを出したいのか便を出したいのかわかる人がほとんどだと思います。手術前の私もこのあたりの判断は簡単にできました。

しかし手術をしてからというもの、全てが便意に感じ、おならの判断が難しくなりました。ようは

実弾か空砲かわからない

という状態なのです…おならだと思って気を緩めたら便が少し漏れてしまったということも2、3回ありました。時間の経過とともに判断がつくようになりましたが、いまだに不安が残る部分です。

排便しづらい

肛門に新しい皮が作られたばかりなので、排便時に息みづらいことがあります。柔らかい便であればなんら問題はありませんが、固い便だと出しづらいです。皮が突っ張っていて柔らかさがないことが原因だと思いますので、これももう少し時間がかかりそうです。

改善策

低周波治療

病院で電気機械を使用したリハビリをすることができます。経肛門や臀部に低周波をあてる治療です。一週間から二週間に一度受診し、1回の治療時間は約20分から30分程度の治療です。患者さんは横になっているだけの治療です。

病筋肉の低下が肛門機能の低下の原因ですので、電気を流すことによってそれらの機能を改善させることが期待されています。まだリハビリの必要性を感じていませんので詳しくは調べていませんが、もしかしたら今後お世話になるかもしれません。

骨盤底筋体操

自宅でできる肛門筋を鍛えるトレーニングもあります。便失禁を改善するためには、弱くなった骨盤底筋を鍛え、筋力をつけることが大切です。
〇5秒くらい尿道、肛門、膣をぎゅっと締めてゆるめる
〇これを2~3回繰り返す。
〇最初は短い時間から初めて、徐々に長く締めていき回数も徐々に増やしていく。
〇大切なのは無理せず行い、毎日続ける事。

そして、排便習慣を整えることも重要です。食生活の乱れや生活習慣の乱れによって、排便習慣も乱れてしまいます。そうすると便が固くなったり、便秘になったりして肛門に負担がかかります。一日でも早い完治のために、毎日の排便習慣を意識しましょう(‘ω’)

薬に頼るのもあり

もともと便秘気味で、排便習慣を整えるのが難しいという方は薬の力に頼るのもありだと思います。

一番左の青いパッケージが”マグミット”という下剤なのですが、便を柔らかくする効果があり、排便習慣を整えるにはもってこいの薬です。

薬に頼って癖づくのが

不安…。

という方もいらっしゃるかもしれませんが、マグミットに関しては単なるマグネシウムですので、体が薬に依存するといった心配はありません。習慣づけるためのお助けマンぐらいに思って下さい。病院で処方してもらうのが一番安いですが、薬局などでも手軽に手に入れることができます

まとめ

痔ろうに関しては、他の病気と違って放っておいても命に関わることはありません。ですが、冒頭でも話したように自然完治はありませんので、治療しないと痛みが延々と襲ってきます。私の場合、膿がかなり深くまで進行してからの手術になってしまったので、治療終了にも時間がかかり、その後の肛門の違和感まで残ってしまいました。私のようにならないように、お尻に違和感を感じたらすぐに病院を受診しましょう。

ちなみに、お尻の違和感がどうしても気になったので、再度病院を受診しました。その時のお話は⇨【痔ろうの完治後、お尻の状態が悪いので再度病院へ】でしています。受診して専門家の先生に相談することで、症状が改善されたわけではなりませんが気持ち的に楽になりました。

また、人の顔形がそれぞれあるように、肛門の状態や形も人によって全然違います。そのため術後の経過もそれぞれですので、あくまでも数ある中の一つとして参考になれば幸いです。

⇨【③入院費用の内訳】では、痔ろう手術の10日間の入院でかかった費用についてまとめています。

 

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