新人看護師は、この3つはおさえておこう

看護師

例年のように、私の働いている病院にもこの4月に新人看護師さんがやってきました。院内の全体研修がようやく一段落して、今週あたりから各病棟で働き始めています。

私は病棟で新人担当係をしていますので、新人看護師さんが早く病棟に慣れることができるように気を遣います。自分が担当している新人が辞めてしまったらすごく責任を感じからです。

この時期の新人看護師さんはとにかく大変だと思います。病棟の流れや物品の位置を覚えるだけでも大変なのに、先輩の名前や顔を覚えなくてはいけません。

少しだけ先輩な自分から、「まずはこれだけは押さえておけば、今のところは大丈夫だよ」と、新人看護師さんへ伝えていることは、以下のようなことです。

挨拶は必ずすること

看護師に限らず、社会人としてのマナーですよね。先輩看護師に対してだけではなく、患者や家族、他スタッフなど、挨拶することを習慣にしておくことが大切です。

もちろん、こちらから指導するまでもなくできている新人が大多数なのですが、毎年、一定数は挨拶できない看護師がいます。

・・・・というか、なぜこれを教えなくてはいけないのかが疑問です。

挨拶もせずに、今までどうやって学生時代や看護実習を乗り越えてきたんでしょうか・・・

本当に教えないと挨拶しない新人がいるので、びっくりします。

患者・家族にとっては新人であることは関係ない

新人看護師がミスをしてもスタッフは気にしません。ミスをすることも予想の範囲内なので「こうすれば良かったよ、次は気を付けよう」と指導しておしまいです。

しかし、患者や家族にとってはそうではありません。入院しているということは、多かれ少なかれ命に関わることと直面している状態なので、新人看護師だろうがミスされたら堪りません。

もちろん新人看護師さんには、そんな重大なことを任せないようにしていますが、もう学生ではないこと、プロとしての意識を持つことを伝えるようにしています。

宿題を作らない。家では仕事は忘れよう。

入職したばかりの今は、病棟のスケジュールについていくことが精一杯なのが当たり前です。学生時代には感じなかったプレッシャーや緊張感でとんでもなく疲れると思います。

そのため、帰宅後には仕事のことは忘れて、好きなことをしてもらうように配慮しています。具体的には宿題を作らないということですね。

ひと昔前は、新人看護師が質問しても先輩看護師は「そんことは質問しないで自分で調べてきて」と突き放すことが多かったように思います。

しかし、分からないことをその場で棚上げして仕事をすることは、正しくはありません。

なので、質問には必ず回答を返します。もし私が返答できなければ、私が調べて新人へ伝えます。そうして、一日の中で分からなかったことを解消した上で帰宅してもらうようにしています。


病棟スタッフからすれば、新人看護師さんが配属されたことは、大変でもあり嬉しくもあります。中には厳しく指導する先輩もいるでしょうが、来年の今頃には雑談ができるような仲になっています。

なので、4月の今の時期は頑張りすぎて息切れしてしまわないことが重要です。

最低限、上記の3つのことは意識しながら、肩の力を抜いて無理せずに仕事に臨んでください。

余裕がなくて笑顔のない看護師さんは怖いですよ?

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