スポーツで上手くなりたいなら、繰り返すことが最重要

学校

大学時代は選手として、社会人になってからは指導者としてスポーツと関わってきました。スポーツに関しては、バイオメカニクスの研究も進み、今では「とにかく頑張る」という精神論は通用しなくなってきています。どんなスポーツも、コーチング次第である程度の能力を高めることが可能です。今回は、トップレベルの選手とはいかなくても、素人がスポーツを上達させるうえで必要なポイントについてご紹介していきます。

体が勝手に動くとは

よく、トップレベルの選手が良いプレーをした時に「体が勝手に動いた」という言い方をしますよね?あれは比喩でもなんでもなく、事実なのです。その秘密は「繰り返し」にあります。プレーを繰り返し、成功体験を積み重ねることで、無意識に、とっさに出ると考えられています。

無意識は練習の中でも何回か登場してきます。キャッチボールで例えるなら、ボールを「意識」してグローブの中に入れる。繰り返しているうちに「無意識」にグローブで捕れるようになる。意識と無意識を交互に繰り返すことでスキルアップするのです。全てのスポーツにおいてこのサイクルが成り立つことで上達していきます。

意識⇨無意識⇨意識

の繰り返しです

上達のサイクルというのは、たったこれだけのことです。無意識に、とっさに出来るようになるのは、このサイクルの果てにあります。

成功体験の蓄積

練習の中で、このサイクルを繰り返し行うことで成功体験を蓄積することができます。成功した体験というのは、体験の中でも、かなり印象に残りやすいです。そのため、頭の中でも優先順位が高く、すぐに呼び起こすことができます。その状態になれば、無意識でも体が勝手に動くようになります。ある程度のサイクルを繰り返し、成功体験を蓄積した後は次のステップに進みます。

プレーを選び取る力

すなわち【判断力

次のステップでは、プレーの最中に最も効果的とされる選択肢をとれるように行動します。そのためには情報収集能力を上げることが大切です。どういうことかというと、頭の中にある様々な情報を精査し、設定に合わせて素早く取り出せるようにする、ということです。トレーニングの中で、設定や異なる状況を想定し、さらに多くの経験と成功体験を蓄積していくのです。その量と質が高まることで、頭の中にあるデータベースから正しい判断を素早く下すことができるようになります。これがいわゆる【判断力】です。

プロというのは幼少期から一つのスポーツを極めており、そのため運動能力も高い。と思われがちですが、運動能力についてはある程度の限界があります。幼少期からやっているとプロになりやすいというのは、あくまでもこの【判断力】にあります。幼少期から判断を必要とされる設定の中でトレーニングをしていると、経験や成功体験が溜まっていくため、状況に応じた判断が瞬時にできるようになります。そのため、他の選手よりもより良いプレーが無意識にできてしまいます。

調整力

スポーツをしていると、必ずしも成長が右肩上がりにいくとは限りません。今までやれていたことが出来なくなったり、思うように体が動かなくなることもあります。また、プレー中に思うようにテクニックが出せないこともあります。そういう時に必要になるのが【調整力】です。例えば、プレー中にやろうとしたテクニックができなかった場合、リカバリーするためにはどんなに反応速度が速い人でも0.2秒かかります。イメージ通りに事が運ばない、想定外のことが起こるのはスポーツでは当たり前です。こういった、イメージ通りにいかなかった時に【調整力】が無ければリカバリーすることはできません。

調整力を高めるためには、反応速度を鍛えることも大切ですが、一番は体の使い方を覚えることです。動き方やバランス、身のこなしといったものは意識する他、鍛える方法はありません。サッカーで例えるなら

×なんとなくボールを蹴る

ボールの狙った部分を常に蹴る

ようにしていくと、自然に体の使い方が上手くなります。自分の体なんか常にコントロールできてるよ、と思いがちでしょうが意外に難しいものです。歩き方、走り方、跳び方、全てにおいて自分の思い通りに完璧に出来る人はそうはいないでしょう。

授業の中でもよくやりますが、直立状態で目をつぶり、30秒間その場で足踏みを繰り返します。たいていの場合、30秒前とは少しズレた場所に立っています。平衡感覚やバランス、全てにおいて意識することは意外と難しいです。だからこそ、いかなるスポーツでも自分がどのように体を使っているのか意識することが必要になるのです。これができるようになれば自然と能力は向上していきます。

まとめ

スポーツの世界は、科学の研究も進み、毎年記録が更新されています。しかし、どれだけ科学が進歩しようとも、根本的な部分は変わりません。状況をどのように変えるのか、体をどうやって動かすのかは選手の判断力や調整力にかかっています。ようはその力をどうやって鍛えるかによって、スポーツの上達度も変化してきます。新たにスポーツを始めたいという人、今のプレーに悩んでいる人は今回の記事を参考にしてみてください。

tami
tami

行動するための秘訣

⇨行動するのに

「やる気」は必要ない

についてまとめています

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました