なんでこんなに疲れやすいの?~慢性ストレスの元凶~

看護師

ストレス社会に生きる私たち。コンビニやスーパーでは、「ストレス社会に生きる人」向けのチョコレートなどが売られています。現代で生活していると、今のストレス生活が異常だと感じにくいですが、海外の方や自分なりの働き方をできている人から見ると異常な労働環境だそうですね。なぜこんなにも慢性的なストレス状態を抱えているのか?なぜ暮らしぶりが便利になっているのに昔の人よりも苦しい状態なのかを調べていくと、たくさんの場所で議論がされていました。内容を精査していくと、議論の共通点がいくつかありました。 

多すぎる情報

時代とともに技術も発展し、現代は経済的に豊かになっています。技術もずいぶん進歩し、より快適な生活を送れるようになりました。それにも関わらず、ストレスを抱えている人が増えているのはどういうことなのでしょうか?その原因は「多すぎる情報量」にありました。パソコンやインターネットが身近にあり、その分処理すべき情報も昔より格段に増えました。それに加えてなんでもスピード感を求められます。昔のサラリーマンは仕事で必要な書類は手書きで書いて、そろばんを入れ間違えたら最初から計算し直します。そうなると一つの作業に数日かかります。現代ではこのような作業は全てパソコンがあれば一瞬です。エクセルを使いこなす人であれば難なくこなすでしょう。

パソコンは何でも処理速度が速く、仕事には欠かせない存在です。しかし、その反面白黒はっきりしています。失敗か成功の二択になり、曖昧な表現はありません。本来人間がもつ「曖昧さ」を全く受け入れてくれません。こんなものを四六時中相手にしていればストレスが溜まるのも無理はありません。ある意味ではっきりし過ぎるのも、弊害があるのかもしれません。 

管理社会

仕事や生活、あらゆる側面で機械的に組織化されている社会では、一人ひとりが歯車のように動いています。管理社会のの中では他人と常に比べられ、競争社会も生まれています。経済的成功の競争もあれば、受験、就職、出世など終わりのない競争が一生続きます。明確なルールもなく、ゴールすらない競争を永遠と続けていけば、いつか疲弊してしまいます。

その大半が思い込みによって

生まれる競争です

生活の中で生まれる競争の大半が、自分の思い込みによるものです。「こうしなければいけない」「自分はダメな人間だ」常に他人の評価を気にして、他人と比べることで自分の立ち位置を確認しています。しかし、そういった考えは自分の生活を豊かにするものではなく、むしろ気力を削るものになり得ます。自分の気力や行動力につながるという人はそれで構いませんが、どうしても疲れてしまうという人は、他人と比べることを休んでみてはいかがでしょうか?

心の病

ストレスが溜まるとなぜ疲れやすくなるのか?それはストレスによって、脳から分泌されるホルモンバランスが崩れることが原因と言われています。つまりは脳が正常に動いていないのに無理をするから、身体が悲鳴をあげているということです。この状態を放置していると、身体は限界を向かえ、「心の病」を発症します。身体と心がストレスに耐えられなくなり、子どもでもうつ病を発症することがあります。

これに関しては運動不足で血の巡りが悪くなり、脳に十分な栄養がいっていないということもあります。家の中で常にゲームをしていて、運動習慣を持っていない人ほど心の病にかかりやすいと言われています。学校に通っている間はいいですが、社会人になって運動習慣がまったくゼロになってしまったという人は、意識して運動するようにしましょう。

まとめ

良くも悪くも現代では自分の求めている情報がすぐに手に入ります。しかし情報が溢れている分、自分で欲しい情報といらない情報を区別しなければいけません。多すぎる情報量を処理しつつ、常に自分の最適な環境を求めることは簡単ではありません。ストレスが慢性化していることについては、これから経済が成長していけばさらに問題になるかもしれません。そういった時代に生きていることを理解し、自分で意識して休んだりストレス発散したりすることが必要になっているのかもしれません。

tami
tami

生活に疲れていませんか?

⇨それって五月病?

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