モラハラに慣れる前にすぐ逃げて

雑談

社会人になって、〇〇ハラスメントという言葉がたくさんあることに知りました。実際社会人になって働いていると、残念ながら現場にはそういう場面がいくつかあります。その中でもたちが悪いと感じるのが「モラハラ」です。モラルハラスメントの略ですが、モラル(倫理・道徳)+ハラスメント(嫌がらせ)という意味が組み合わさり、倫理や道徳に反した嫌がらせで相手を追い詰めることを言います。

具体的には、相手を無視したり暴言を吐いたり、嫌みを言ったり、バカにしたりといった言動をとることを指します。学校現場に勤めている私からすると「大人のいじめ」のようなものと言えます。仕事現場に関わらず、一般的な夫婦間の問題でもあり、家庭内の中でも存在するハラスメントです。職場の人間関係で苦しい思いをされている方も、家庭内でモラハラに悩んでいる方も、一度モラハラ被害について考えてみてください。 

モラハラの特徴

有名なハラスメントである「パワハラ」と違い、「モラハラ」は倫理から外れた嫌がらせの行為なので、職務上の人間関係は対して関係ありません。そのため、上司から部下に対して行われるものだけでなく、同僚間で発生することもありますし、部下から上司へのモラハラが行われる可能性もあります。

また職場だかではなく家庭でも発生します。夫婦間のモラハラが特に多いですが、行き過ぎた教育になると親子間のモラハラを引き起こすこともあります。直接的な暴行(身体的な攻撃)はないため、周囲には気づかれにくく、時間をかけて確実に相手を追い詰めていきます。

家庭内

家庭内(夫婦間)でのモラハラ行為は以下のものが挙げられます。

暴力を振るわず、暴言を吐く

相手のミスをとことん問い詰める

自分の間違いを認めない

異常に束縛する

平気で嘘をつく

精神的に相手を追い詰める

行為が目立ちますね

四六時中、相手にこういう態度をとられてしまうと、気が付いたら「洗脳」されて逃げられなくなってしまいます。まずは自分の置かれている状況がどういったものか今一度考えてみましょう。 

職場

仕事先、職場でのモラハラ行為は以下のものが挙げられます。

無視をする

仕事に必要な情報を与えない

チームから仲間はずれにする

陰口を言う

誹謗中傷する

まさしく「大人のいじめ」

ですね

過小な業務しか与えなかったり、仕事を辞めるように追い詰める行為ももちろんモラハラに当てはまります。これらとは別に、プライベートに介入してくるのもモラハラの一種です。仕事とプライベートの狭間が無くなり、仕事を辞めざるを得ない状況まで追い込まれてしまいます。

 

被害を記録する

モラハラについては証拠が残りにくいため、自分で被害を記録しておくしかありません。

録音

まずは証拠を集めることが大切です。証拠が無ければ、どこに相談しても助けてもらうことができないからです。モラハラの直接的な証拠としては、録音データが役立ちます。特に、相手が暴言型のモラハラである場合には録音がもっとも効果的です。

暴言を吐かれている時、延々と説教をされているとき、相手がいつこちらにモラハラを行うかわかりませんので、常にICレコーダーを持ち歩いておくと良いでしょう。

相手から渡されたメモを保存

モラハラをする人は、相手に対して高圧的な内容の指示をしたり、メモを残したりします。例えば、びっしりと行動内容を決められた「一日の予定表」が渡されることもあります。また、嫌みな言葉が書かれていたり、明らかに処理できないほどの量の仕事の指示書が渡されたりすることもあります。

もし、相手から渡された書類で非常識な言動を匂わせるものがあれば、捨てずに保存しておけばその後の証拠になります。

データをとる

メールやLINEなどのデータがあれば、必ず保存しておきましょう。夫婦間のモラハラにはこれらの証拠が役に立ちます。モラハラをする人は外面が良いことが多いですが、妻(夫)へのメールやLINEでは暴言や束縛の内容を平気で書いてくることがあります。スクリーンショットを撮ったり、バックアップをとったりして、確実に保存しておきましょう。

病院を受診する

モラハラ行為を長期的に受けていると、精神的に追い詰められてうつ病などの精神疾患を発症することがあります。その場合、心療内科や精神科などの病院に行き、医師に診断書を書いてもらうことで立派な証拠となります。

できれば精神症状が出る前

に解決したいものですが 

まとめ

モラハラ行為について、一番恐いのは相手に洗脳されてしまうことです。その行為や生活が当たり前になってしまい、それに慣れてしまうと相手に服従してしまいます。モラハラは慰謝料も請求できる立派な不法行為です。難しい場合は弁護士に相談することもできますが、各自治体で相談窓口もあります。

職場でも家庭でも、放っておくとどんどん追い詰められてしまいます。早めに証拠を集めて、然るべき機関に相談して助けを求めましょう。

tami
tami

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