親の介護問題~兄弟の役割分担~

資産運用

かつて、親の介護と言えば長男の妻が担うことが当たり前でした。しかし、今は誰もが親の介護をする可能性が高い時代に変わってきています。SNSでも⇨「親を捨ててもいいですか」というトレンドが入るほど、親との関係を悩んでいる人が多いようです。

平日は仕事があるから

無理だけど、休日なら

担任
担任

遠方にいるから、せめて金銭面で

助けられたらいいかな

理由はさまざまありますが、介護に対してできることやできないことは人それぞれ異なります。兄弟姉妹の間でトラブルが起こらないようにするためにも、どうすればお互いが納得していけるのかみていきましょう。 

介護をめぐるトラブル

核家族化が進んだ日本では、家から出て独立した兄弟たちはたまに連絡を取り合うような関係になっていることが多いです。お正月や親戚の結婚式だけ顔を合わせるという家族も少なくありません。そんな中で、親の介護問題が兄弟間のトラブルになることもあります。

女性
 

介護は長男の嫁の仕事

だから私たちは関係ない

こんな人がいるとトラブルの元です。昔は、家を相続する長男が親と一緒に住み、長男の妻が介護を引き受けることは自然の流れでした。しかし、今の家庭環境では必ずしもそうなるとは限りません。むしろ絶滅しつつあります。ただ、昔の風習が続いていて、親の介護は長男の妻がするべきという考えの人も少なからずいます。そうした意見に長男側が納得できなくなり、トラブルに発展してしまいます。 

口だけ出して手は貸さない

現代に多いトラブルとしては、親の介護が必要になった時に「誰が介護をするのか」でもめることです。それぞれが生活に追われているため、「仕事が忙しい」「子育てに追われている」などの理由から、親の介護をする余裕はないと言い合います。誰も積極的に介護を引き受けようとしない状況を打破するために、民間のデイサービスなどを利用する家庭も多いです。しかしここで問題になるのが金銭面の負担。

親の貯金はないし、どこから

施設のお金をだそう・・・

介護の協力を得られないのであれば、せめて費用面でのサポートを兄弟間で分担しようとしても、必ず全員が納得するわけではありません。特に厄介なのが、口だけは出すのに全くサポートしおうとしない人。誰かに介護の負担がある状況では、長期的な介護は不可能です。必ずどこかでほころびがでてきてしまいます。 

トラブルの原因

こういった介護トラブルが起こる大きな原因として、介護が突然始まることが挙げられます。兄弟たちに準備や心構えが無いまま、とりあえずできる人が介護を引き受ける。介護の条件をあいまいにしたまま介護をスタートさせてしまうので、いつかトラブルになることは目に見えています。

そうは言っても、現実的に親の

介護をすることは難しい

こういった人ももちろんいます。家の事情はそれぞれですし、親の介護をしたくないわけじゃないが、現実的には厳しい人もいるでしょう。職場で責任を担うポジションであったり、住宅ローンを抱えていたり、自分に余裕が無ければ介護などできません。では介護を円滑に進めるためにはどうしたらいいのか?・・・



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