麻酔が効かなかった帝王切開【麻酔が効いてない?】

雑談

⇨【手術の決断】からの続き…

麻酔を注射し、いよいよしゅじゅつ開始。先生から麻酔の効き目の確認をされ、大丈夫ですと言ったものの、手術が進むにつれて痛みが出てきた…?

めっちゃ痛い‼

注射の後足の感覚は無く、麻酔は効いているだろうと安心していた私。

ところが、手術が進むにつれてなんだか痛みが出てきました。

tami
tami

ん?なんかチクチク

してる???

と呑気に思っていたのもつかの間。

すぐにそのチクチクが激痛に変わりました。たぶん子宮を切っているあたりで

い‼痛い‼‼

痛いです‼‼

突然我慢できないほどの痛みに襲われ、思わず身体をのけぞらせました。鋭すぎる痛み、お腹が切られるたびに泣き叫びます。そんな私に構うことなく、手術は進んでいきます_(:3」∠)_中止されても困りますが(笑)

両手首はいつの間にかがっつり固定されており(分娩台から落ちないため)その場で痛みに耐えるしかありませんでした。

イッッッッッタイ‼‼

イッッッッッッッゥッダイ‼

と叫び続ける私。ついには助産師さんら4人で暴れる私の上半身を押さえつけます。どうやら先生たちが思っているよりも麻酔の効き目が悪いみたいです💦暴れる私をみんなで必死になだめます。

今まで経験したことのないような痛みに、とにかく叫び続ける私。それでも切られ続ける身体。

医者
医者

もう赤ちゃん出るよ‼

頑張って‼

先生からの励ましにもまったく応答できません_(:3」∠)_

これ以上ない痛みが体を襲い、もう無理‼と思ってもそこからさらに痛みが増します。

特に痛かったのが赤ちゃんを取り出す瞬間。傷口を思いっきり広げられ、裂けるような痛みに思わず身体をのけぞらせました。今まで出したこともないような叫び声。

お母さん‼息して‼

赤ちゃんに酸素が

いかなくなっちゃう‼

あまりの痛さに叫び続ける私、そのうちにどうやら過呼吸状態になっていたようです。呼吸が浅くなり、赤ちゃんに酸素がいきにくくなってしまいます

ッハッハ(;´д`)

と浅い呼吸ばかりするので血液中の酸素濃度が下がり、モニターから以上を知らせる機械音が鳴り響いていました。この時、血圧も異常値に達していたそうです。

なんとか赤ちゃんが苦しくないように酸素を身体に取り込もうとしますが、どうやっても自分の意思では上手く呼吸ができません。

とにかく早く赤ちゃんを取り出してくれと願っていると、突然お腹の上に強い力が加わりました。

(;゚Д゚)イッッッッデデデデッデエ‼

息してない!?

ッッッッッッッタイ‼イタイ!

あまりの痛さに再度発狂💦

どうやらもう一人の先生がお腹の上を押して、赤ちゃんを出そうとしているみたいです。傷口が裂けるような感覚。これ以上広がりようのない皮膚が悲鳴を上げています。

何度目かの激痛の後、ようやく何かがお腹から出ていく感覚がありました。

医者
医者

赤ちゃん出るよー‼

先生が言ったと同時に

っするん

と赤ちゃんが出てきました。

あーようやく出てきてくれた(;´д`)

生命の誕生、感動の瞬間かと思いきや

出てきた赤ちゃんの顔は真っ青…泣き声も聞こえてきません

えっ…(;´・ω・)赤ちゃん…どうしたの?

一瞬最悪の事態が頭をよぎりましたが、数秒してから

ッオギャー‼っおぎゃー‼

と元気な声で産声が聞こえてきました_(:3」∠)_ヨカッタ

ようやく会えたね、お腹ちゃん。と感動に浸っていたのもつかの間。赤ちゃんはすぐに助産師さんに連れていかれ、私も先ほど闘っていた激痛に意識が戻されました。

お腹を縫う激痛

赤ちゃんが無事に出てきてくれたので、後は子宮の中を綺麗にして傷口を縫うだけです。

ところが子宮の中を綺麗にするのがこれまた激痛でした💦お腹を押すたびに激痛が走り、何回も叫びました💦

ようやく終わったと思ったら次は傷口を縫い付ける痛みが襲ってきます。これがまた激痛でした💦鋭い痛みが何回も何回も波のように襲っていきます。

さすがに先ほどの痛みで体力を消耗している私。いよいよ痛みに耐えきれなくなり、分娩台に拘束されながらも自分を押さえつけることができませんでした。暴れる私に

医者
医者

鎮静剤入れて‼

と指示を出す先生。しかし時間が経ってもなかなか鎮静剤の効果が出てきません。叫び続ける私を見かねて

医者
医者

もう一本追加して‼

と指示が出ます。追加の鎮静剤も入りましたが、それでも痛みと過呼吸が止まりません

私の手をずっと握って励ましてくれている助産師さん。枕元で声を掛け続けてくれている看護師さん。たくさんの人がとにかく私のために動いてくれていました。

赤ちゃんは無事に出てきてくれた。あとは縫い終わるのを待つだけだ(;´д`)

1秒が1分にも1時間にも感じられましたが、なんとか意識を保ちながら手術を乗り切りました。

ようやく手術が終わり、夫の待つ病室に戻りましたが、いまだに過呼吸が治まっていない私を見て、夫は

何があったの⁉(;´・ω・)

とあたふたしていました。その後しばらくしてから過呼吸は治まり、状態も良くなったところで再度赤ちゃんと会わせてもらうことができました。

とにかく赤ちゃんが無事でよかった…_(:3」∠)_ツカレタ…

術後の疲労困憊の中、気が付いたら意識を手放していました…

 

【麻酔が効かなかった帝王切開】

  1. 決戦前日
  2. 赤ちゃんが危ない
  3. 手術の決断
  4. 麻酔が効いてない?
  5. 帝王切開後の母子同室
  6. 赤ちゃんが恐い…

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