車椅子ユーザーにとっての障害、バリアフリーの課題とは?

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SNSで車椅子ユーザーによるブログが注目されていますね。普段健常者が気にもとめないようなことが、障がい者には大きな壁になっていることを改めて実感することができました。困っていればすばやく手助けできるようにしたいものです。

さて、車椅子ユーザーにとってバリアフリーは必要不可欠なもの。しかしそのバリアフリーにもまだまだ多くの課題があるようです。目線の違い、車椅子に乗っているからこそわかる問題について取り上げました。

車椅子の世界

車椅子で外に出てみると、視界が低いだけで見える世界が180度違ってきます。そこには意外と危険が多く、少しの段差で車輪がつっかえたり、道が必要以上に傾いていたりと歩行では感じにくいところまで弊害になりがちです。一方で、車椅子ユーザーの中には、障がいがあり車椅子になったことで、周りの人のやさしさに触れる機会が圧倒的に多くなったという声も聞きます。困っている人にさりげなく手を差し伸べることができる人は本当にかっこいいです。車椅子でも安心して外に出られる気分になるためには、バリアフリー以外にもこういった人同士の助け合いが必要なようですね。

道路に潜む危険

普段の道路がでこぼこに感じたことはりますか?車椅子に乗っていると、普段の道が思っている以上にでこぼこしていることに気が付くそうです。少しのでこぼこでも、それが続くとなるとなかなか車椅子を進めるのに苦労します。

また厄介なのが道路の傾斜。ちょっとした段差やでこぼこは車椅子と自分の腕力でどうにかなりますが、道路そのものが傾いていると車椅子が傾き、そのまま転倒してしまうなんていうこともあります。重心が高くて軽い車椅子ほど、バランスを崩しやすく倒れやすいため危険です。

そして一番の問題はスピードのコントロール。車椅子のタイヤが傾斜によって流されてしまい、スピードがついてしまうと制御できなくなってしまいます。これについては、比較的パワーのある電動車椅子でも危ない場面があるそうです。手押しの車椅子ならより苦労しそうですね。

駅の段差解消率は?

電車は昔に比べて駅同士の連絡システムが進歩したため、事前に連絡しておけば電車をスムーズに乗り換えることもそこまで難しくなくなったようです。かつては駅員同士の連絡がスムーズにとれなかったために、ホームで待ちぼうけするといったトラブルもあったようです。

それ以外のところでは設備の充実が課題あります。国土交通省が発表した「鉄軌道駅における駅の段差解消への対応状況」によると、段差が解消されている駅は民間鉄道や地下鉄では9割以上ですが、JRではそれ未満の数字となっています。都市部だとしてもバリアフリー化が進んでいない駅がいまだにあることに驚きました。駅とは人々の移動手段として欠かせないもの。それは車椅子だろうが同じことです。あと少し、100%の普及まで頑張ってほしいものです。

 

バスの利用

「交通バリアフリー法」の施行により、公共交通機関のバリアフリー化は進み、バスなどでも車椅子ユーザーが安心して乗車できるようになりました。都市部を中心に普及が進んでいますが、川崎市営バスではノンステップバスの導入が100%と驚異の数字をたたき出しています。これはすごいですね。

また段差解消だけではなく、専用の停車ボタンもユーザーにとっては重要な役割をもっています。車椅子ユーザーがそのボタンを押すと、次の停留所で運転手さんが降車のお手伝いをしてくれます。ユーザーの中には、言語障害などで満足にコミュニケーションが取れない方もいます。そんな人にとってこのシステムはなくてはならないものです。この停車ボタンについては座席をずらさなければ見ることができないので気が付きにくいですが、バスに乗る機会があればぜひチェックしてみてください。

まとめ

バリアフリー法が施行されたことで、日本国内のいたるところで設備が整ってきました。しかしまだまだ課題はあります。例えば車椅子のままでバスに乗る場合ベルトの固定をしますが、運転手さんによっては不慣れな方もおり、10分以上の時間を要することもあります。そのような場合に周りに気をつかった障がい者の方が「ベルトの固定は結構です」と言っている場面を一度目にしました。そんな時にまだまだバリアフリーが当たり前の世の中ではないんだなと痛感してしまいます。電車でもバスでも、利用する人が気持ちよく乗車できるようになってほしいですね。マニュアルではなく、誰もが自然に手助けできるような社会にするのも今後の課題のような気がします。

tami
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