コロナでも生き残った飲食店のリアル

お金

コロナで大打撃を受けた飲食店の数は数え切れず、これからさらに増えていくと言われています。そんなコロナ禍で生き残ったテイクアウト専門店のリアルな経営状況をご紹介します。

 

労働時間

 

営業時間は午前10時から午後8時までの10時間。ピーク時はお昼の11時から13時までのお昼ご飯を購入しにくる会社員や一人暮らしの老人が主な常連です。お店は店員が二人、細々とやっていますが店舗は30年以上営業している歴史あるお店です。

営業開始の10時に向けて、午前3時から店主が仕込みに入ります。店主は前日の営業終了後、帰宅してから午後9時過ぎには就寝していますので、睡眠時間は5時間ほどです。このお店は店主を含め二人で回していますので、人件費が少ない代わりに店主の労働時間は17時間近くになります。

 

休日

 

お店を始めたばかりのころは、月に2回の休日を設けていましたが、休日といっても実際には仕入れや仕込みでのんびりお出かけなんていう時間はありません。ここ十年である程度老後の資金が貯まったようで、ようやく週休二日になりました。開店してから20年したころです。それでも二日のうちの一日は仕入れや仕込みでつぶれてしまうので、実質週休一日ですね。

年に一度、長期的(5日)に休む時は事前にお店に紙を貼りだし、常連さんが間違えて来店してしまわないようにします。

お正月休みは基本的に大晦日から三が日までです。しかし大晦日は一年間の経理計算に追われます。

 

病気

 

自営業なので営業しなければお給料は入ってきません。店員が二人しかいないので一人でもかけたら営業できません。なので多少の熱や体調不良なら休まず営業します。さすがに感染症など人に迷惑がかかる可能性がある場合はお休みします。それ以外は自己責任の世界なので普段の体調管理には気をつかいます。 

税金対策

 

飲食店をしているので、食材は基本的に経費でおとしてしまいます。たとえばお店で使わないような食材だとしてもこれは可能です。経営をする強みとしてはこの節税部分が大きいです。会社員であれば全体のお給料から所得税が発生しますが、経営していれば経費で引かれた利益から所得税が発生します。この税金が数年で大きなものになるんです。うまく経費を計算することができれば、節税で生活資金を増やすことが可能です。

 

固定費

 

飲食店で大きな固定費といえば家賃です。都心部では100万円単位で月々の支払いが発生しますが、このお店も開店当初は家賃を支払っていました。しかし開店からしばらくたち、資金が貯まったところでその土地を買い取り、それ以降は家賃の支払いを心配することがなくなりました。飲食店では立地が大切ですが、最初は賃貸で様子をみて、いけそうなら土地を買収するのも一つの手かもしれません。

開業を考えている人は、開業資金を集めるのにも苦労していると思います。初めに計算していた開業資金がいつの間にか倍増しているというのもよく聞く話です。いきなり大きなお金を動かすのではなく、様子をみながら経営してみるのはどうでしょうか?

 

緊急事態宣言

 

コロナで営業時間の短縮が指示されましたが、テイクアウトのこのお店では対してダメージはありませんでした。むしろ自宅待機でテイクアウトに対する需要は高まり、お店は二人ではとてもまわらないほど繁盛しました。宣言の二回目にもなると多くの店舗がテイクアウトを始め、お客さんは分散していきましたが、それでもなお忙しい状況です。三回目以降ようやく落ち着きを取り戻したお店で、残ったのはやはり常連さんでした。

1人1人の顧客をどれだけ大切にできるか、飲食店では一番に考えなければいけません。経営に悩んだ時、見直すところはお客さんの気持ちなのかもしれません。

 

まとめ

 

これから起業、開業しようと考えている方。変化の激しいこの社会で、一つの商売をヒットさせるのは容易ではありません。ましてや0から1を作りだすのは想像以上に厳しいです。初めは1から2に増やすことから経験して、新しい事業に向けての力をつけてみてはいかがでしょうか?

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