ファスティングの効果と方法

雑談

ファスティングとは直訳すると「断食」のことを言います。しかし、話題にされているファスティングは本来の断食とは少し違う方法で行われています。自粛生活で緩んでしまった体を、一旦リセットしてみませんか?

tami
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ストレスを溜めないことが健康への第一歩。無理せず自分ができる範囲で進めていきましょう。

断食との違い

断食は古来から宗教的な場面で行われていました。例えば、儀式や修行の一環などです。健康のためになることはファスティングと変わりませんが、断食では一日から数日にわたり一切食事を摂らずに水のみで生活しなければいけません。

ファスティングでは、健康になる他に、美容やダイエットの効果が期待されています。一定期間固形物を摂取せず、栄養素や酵素を体に取り入れることで胃腸を休めます。消化器官を休めながら、栄養素も体に取り入れているので、断食でありがちな低糖による頭痛などの症状を抑えることができます。 

効果

ファスティングの目的は”消化器官を休ませる”ことです。昔は朝飯前という言葉があるように、御飯の前に畑仕事をするほど体を動かしていました。ところが現代の日本人はテレワークなどで体を動かしていないのにも関わらず、朝昼晩と三食しっかりと食事しています。これでは胃腸が休まる時間がありません。働き続けている消化器官を一定期間休ませることで、回復させてあげるのです。

また、食品添加物や化学物質などを摂取すると消化器官へ負担をかけ、体も疲れやすくなってしまいます。消化器官を一定期間休めせることで排泄が活発になり、デトックスされ、体がリセット状態になるので調子が良くなります。ダイエットでリバウンドしやすい人や、健康・美容に気を付けたい人にはおすすめです。

初心者におすすめのやり方

ファスティング方法にもいろいろありますが、初心者におすすめなのは3日間のファスティングです。半日ファスティングなどもありますが、実感として出やすいのは3日間です。3日以上ファスティングを行う場合、「準備期」「ファスティング期」「回復期」を設けます。例えばいきなりファスティングを開始しても体が慣れていないため、準備期間にウォーミングアップをします。3日間ファスティングをやる場合は、3日前から豆類やきのこを食べるようにします。前日には固形物を避けておかゆや具なし味噌汁をつくると良いでしょう。

回復期にも同様のことが言えます。3日間が終わり、急に焼肉を食べるとファスティングにより休んでいた胃腸がびっくりしてしまいます。ファスティング後には体の吸収能力が高まっているため、この回復期に何を食べるかが大切になってきます。できればファスティング期間と同じ回復期を設けて下さい。この期間、積極的に摂っていきたいものは食物繊維や発酵食品です。これらは消化器官の働きを助けてくれる役割を持っています。豆類、野菜、きのこなどがこれに含まれます。ファスティングが終わったからといって、らーめんやジャンクフードなどを食べないように注意してください。

 

ファスティング中の食事

固形物は口にしませんが、栄養は摂取したいので人参ジュースがおすすめです。人参2本に対してりんご1つとお好みでレモンやお酢を入れてミキサーにかけます。繊維部分を取り除くためにコールドプレスを使用するといいですが、ミキサーでも構いません。繊維部分が気になる人はザルを使ってこして下さい。ただ繊維部分が大量に出て消費に困るので、そのままジュースにすることをおすすめします。また、酵素ドリンクを飲むことで、食事の代わりに野菜・果物などの植物発酵エキスを摂取します。

そしてお水を1日2リットル飲むことを忘れないでください。体から老廃物を効率よく出すためには水分が重要です。体が冷えるという人は白湯でもかまいません。 

注意点

ファスティング中は胃腸を休めていますので、薬の服用は基本的にはNGです。薬を常用している方は主治医の判断を仰いでください。

妊娠中や授乳中の方はファスティングできません。生理中の方は完全にできないわけではありませんが、基本的には生理後か、生理前1週間までで行うようにしてください。個々の体調もありますので、貧血などの症状がひどい方はかかりつけの医師に相談のうえ行ってください。

 

ファスティングの適応年齢としては16~60歳が目安です。中学生以下は成長期真っ只中なので、カロリー的にも栄養を必要としています。成長を妨げることになるため避けて下さい。

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