祖母の家を片付けていたら出てきたもの【前編】

雑談

祖母は現在80歳超えですが、いまだに元気で広い一軒家で一人暮らしをしています。たまに子どもたちが様子を見に行きますが、そんなの必要ないぐらい元気にやっているので、孫としても安心していました。そんな祖母が先日転倒して方の骨を折り、片腕をつるして生活することになりました。独居ということで、病院に入院できないかと医師に相談したそうですが、骨折ぐらいでは入院させられないということで、祖母は片腕を使えない状態で家に帰ることになりました。片腕が使えない状態というのは、誰でも不自由です。ましてや80歳を超えた老婆が一人で生活できるはずもありません。そこで、親戚総出で祖母の家に行くことになりました。毎日交代しながら祖母を介護するのですが、私も休日は祖母の家に行くことになりました。そこで目にしたのが、なんとモノの多いこと。祖母の家は昔ながらの一軒家です。その家に住んでから60年近く、一度も引っ越しをしたことがありませんので、モノが整理されておらずモノ屋敷になっていました。

もちろん、お盆や正月に挨拶に行っていましたが、客間しかお邪魔しなかったため家の中全体の状況を把握していませんでした。今回の祖母の介護をきっかけに客間以外の部屋に入ることになりましたが、本当にモノ屋敷です。YouTubeなどで、モノ屋敷の整理をしている業者の動画を見ましたが、そこから換算すると大型トラック6台分はモノに溢れていると思います。

さて、そんな家で満足な介護ができるはずもありません。私が通るだけでも困難な通路があり(モノが溢れているため)、この家ではまた祖母が転倒してケガをしてしまう恐れがあると感じたため、介護の傍らで荷物の整理をすることにしました。もちろん、孫の私独断ではできませんので、親戚一同に了解をとりました。整理を始めると、なんでこんなものまであるの!?と驚くようなものもたくさんでてきて、とても数日で終わるようなものではありませんでした。こういったものは本来業者に頼むのかもしれませんが、中には貴重なモノが潜んでいたりします。そのため自分たちで地道に作業することを選びました。今回は、そんな作業中に出てきた、モノ屋敷に潜んでいた意外なものをご紹介します。

衣類の山

祖母は昔から服が大好きで、デパートに行っては紙袋を両手いっぱいに持ち帰るような人でした。どこにいくにも新しい洋服を着てくため、服の整理が一番大変だろうとは思っていましたが、私の予想をはるかに上回る衣類の量でした。衣類が収納されている部屋は全部で4つあり、そのどれもが部屋が服で溢れている状態です。衣類は様々なところに積み上がっており、私の頭の高さまでありました。そしてそのどれもが収納ケースにしまい込まれていました。

良く言われることですが、部屋を片付けたいのなら、収納ケースを増やすのではなく、モノを減らして収納スペースを空けることが大切です基本的には一つ買ったら一つ捨てる。これが鉄則です。しかし、祖母の家は典型的な収納ケースを増やしたパターンでした。そのため、蓋を開けては中の衣類を取り出し、整理していきました。

さて、衣類の整理ですが、結論から言えばまったくできませんでした。家主である祖母に服を一つ一つ確認しながらの作業だったのですが、「まだ着る」「それは高かったから捨てれない」のオンパレードです。結局整理することはできませんでした。昔の人あるあるかもしれませんが、モノを捨てるということに凄く抵抗があるようです。虫食いで穴が空いているようなもの、靴などの靴底がダメになっているようなものはあらかた処分させてもらいましたが、まだまだ部屋に服が溢れている状態です。

大量の洗剤

これは安い時の買いだめの結果ですね。どの家庭でもあることかもしれませんが、祖母の場合は明らかに買い過ぎでした。古くて変色しているようなものもありましたし、これいつの時代の洗剤?というぐらいの古いパッケージのものもありました。基本的には古いものから使うようにしていかなければいけないのですが、ストックがどこに置いてあるか決まっていなかったため、いろんな場所に洗剤が点々としておりました。買い込んでいた洗剤の数は20を超えていて、祖母が生きている間は洗剤を購入しなくても良さそうです(笑)

ストックをするにしても、どこに保管しておくかきちんと決めておかないと大量の在庫を抱えることになるので注意してください。

レトルト

1人暮らしで重宝するのがレトルト食品です。いくつかストックがあると安心しますが、これらも多すぎるストックがあり、祖母自身も買ったことを忘れているものばかりでした。買いだめしている半分以上は賞味期限が切れているもので、10年以上切れているものもありました。賞味期限1年切れぐらいなら食べられるかな?と思い私が代表して食べてみましたが、案外食べられました。多少風味などは薄れているように感じましたが、捨てるぐらいなら食べると言って、残りの賞味期限切れレトルトも全て持ち帰りました。食品を整理することができると、キッチン周りが綺麗になって生活しやすくなったので、高齢者の家族がいる方は、キッチン周りを重点的に整理してあげると喜ばれると思います。

食品例外【お鏡餅】

レトルトではありませんが、大量に保管されていたものの中のダントツ1位が【お鏡餅】でした。お正月に神様にお供えするものですが、最近では餅つきもやらなくなってしまったので、市販で売られているものを購入していたそうです。その数なんと20個!なんでこんなにも大量にあるのかと聞いたら、家の至る所に置くからだそうです。どうやらお鏡餅は神様に来てほしい場所に置いておくようですね。一家に一つあるものだと思っていたのでその数に驚きました。私が捨てようとすると祖母が「神様にお供えしたものを捨てたらいかん!」と物凄い剣幕で怒りだしたので、仕方なく20個のお餅を消費することになりました。頑張って消費していますがまだ半分残っています(笑)

tami
tami

⇨【後編】では

出てきた貴重品について

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